政府の無策がまたまた米価格の暴落を引き起こしそうだ。
日経の記事を紹介します。
コメ価格急落 コシヒカリ、昨秋より20%安く2009/05/30, 11:41, 日経速報ニュース
コメの価格が急ピッチで下がってきた。
景気低迷を背景に小売り段階での値下げが激化していることが背景。
売れ筋の新潟産コシヒカリの店頭価格が昨年秋に比べ20%下落するなど
高価格帯の銘柄の下げが目立つ。外食など業務用の需要が振るわず、
新米の出回りを控えて産地や卸業者が2008年産米を処分する動きもある。
小麦製品の値上がりを受けた「コメ回帰」が注目された昨年とは様相が一変した。
低価格米を求める小売業者や外食業者からの値下げ圧力が強まっている。
量販店の店頭では新潟産一般コシヒカリで5キロ1980円前後の特売が常態化。
前年同月に比べても10%安い。複数の産地や銘柄を混合したブレンド米は
5キロ1700円前後で販売されている。 出回りの少ない新潟・魚沼産コシヒカリなど
一部の銘柄米や、業務用が多い北海道のきらら397などは値下がりが少ないものの、
「景気低迷の影響もあり、2000円以上の品の動きはよくない」(スーパー)。
先行きの値下がりを予想した卸業者も仕入れに慎重で荷余り感が強い。
需給を敏感に反映する卸業者間の取引市場で、新潟産一般コシヒカリは現在60キロ1万6200円前後(東京地区、中心値)。今月中旬以降で2%下がり、1万5000円台の売り物が増えてきた。
福島中通り産コシヒカリも1.3%安い1万4700円前後。
宮城産ひとめぼれや山形産はえぬきなども基調は弱い。
主要産地では田植えを終え、新米の動向に関心が移りつつある。
気温が上がる時期を迎え、産地や卸業者に昨年産米の在庫処分を急ぐ動きが広がっている。
新潟、福島など価格が高めで豊作だった産地の荷動きの悪さを指摘する声が目立つ。
一方で消費は伸び悩む。家計調査で08年に3.8%増だった2人以上世帯のコメ購入数量は、今年1―3月は前年割れに転じた。 作況指数が102の豊作となった08年産は、
主食用米の収穫量が866万トンだった。政府は855万トンの需要を想定するが、
小麦粉価格の下落でパンやめん類の値下げも相次ぐなか、達成は難しいとの見方が多い。
情報会社の
米穀データバンク(東京・千代田)は「20万トン程度が余剰となる」とみている。
過剰作付けでコメ価格が下落した07年には参議院選挙で自民党が大敗した後に、
政府が34万トンの政府米買い入れを決めた。総選挙を控えた時期にコメ価格の下落が
鮮明になるようだと、米価対策を求める声が強まる可能性もある。
現在政府の備蓄米は、78万トン。集荷円滑化で10万トンは買ったがこれを含めても、政府が決めた100万トンの備蓄数量にあと12万トン足りない。
備蓄米の追加買い入れの声を広げ、価格の暴落を避けるよう運動を強めよう。
自治体への請願を直ちに! (根本敬)